私が
カフェを開業しようと思った経緯を
お話ししておこうかと思ます。
なぜそう考えるのか。
また、
なぜそういう答えになったのか。
カフェ開業を目指している方で、
もしちょっとでも
躊躇する事があるよならば、
ぜひ読んでみて下さい。
もしかしたら考え方の
ヒントになったり、
肩の力を抜くきっかけに
なるかもしれませんよ。
飲食業界の闇なのか、自分自身が闇なのか
自分のお店を開業させる!!
飲食業に従事された事のある方なら
一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

特に料理人として働いている方であれば強い想いがありそう
今は昔に比べるとマシになりましたが、
料理人の世界は厳しいものです。

職人さんって厳しいイメージありますね。
飲食店の闇
実際に私も
労働基準法なんて完全無視、
カルト宗教的なお店で
働いた経験があります。
そこの店は、
シェフは神様以上の存在と
崇められているような
風習がありました。
朝7時~22時まで
(1時間休憩はあったので14時間労働)。
それを週6日勤務(週1休み)。
当然厳しく、
今で言う
「パワハラ」や「モラハラ」は
毎日最高潮を迎えていました。

あら、毎日がクライマックスね
働く代償として、
技術を学ばせてもらう。
逆にそれ以外の理由で
そこで働く意味が無いほどの給料でした。
その時の私の給料は、
月給で13万円。

おっ
まさかの社会保険無し。
つまりその13万円から
国民健康保険料の支払いと、
国民年金への加入が必要でした。

手元にいくら残る?
今は労働基準法が厳しくなっているので
あまり無いことかもしれませんが、
2000年代までは
余裕でそんな環境の
職場(特に飲食店)は
沢山ありました。
とか何とか言いながら、
そんな厳しい環境で
働いていたのはほんの一瞬です。
すぐに辞めました。

辞めたんかい
私が辞めてもお店には
何の影響もありませんし、
1年も続くようなスタッフの方が
少ない様なお店でした。

都合いいように言ってない?
こんな感じで全く覚悟も根性もない
私だったのですが、
無駄にプライドは高かったのです。
自分自身の闇
こういった環境で働いてないと
「自分で店を持つ事なんて出来ない」
という常識。
今はそんな事を考える人は
減ったかもしれませんが、
当時は自分でもそういうものだと
思っていたところがあります。
でもなんだかそれが許せなくて、
私はそれを良しとしませんでした。

あれ?偉そうに
じゃあ根性のないやつは
店を持てないのか、
そういった環境に
どうしても馴染めない人間は
ダメなのか。
反社会的な考え
だったかも知れませんが、
コンプレックスの塊だった私は
強くこう思いました。

コンプレックスの塊だったのね
歩くことが出来ない人間は
外に出ちゃいけないのか。
喋ることが出来ない人間は
自分の意見を主張してはいけないのか。
太っている人に対してデブはまだいいけど、

いやダメだけどね
背が低い人にチビは絶対に許せませんでした。
自分ではどうにも出来ない事に対して批判をする、
というのがどうしても許せなかったのです。
そして自分には
どうにも出来ないことが
沢山あると思っていました。

自分の努力不足も良いようにこれに当てはめてた節もあるでしょ?
職人として働く環境は
どうしてもツラい。
ツラすぎる。
私は世間で言う
根性のない挫折した奴だと
見られるでしょう。
しかし
私は逆にそれを原動力にして、
ひねくれた性格が
考え方を変えてくれました。

良いように言っちゃってるが
そして次のような考えを
するようになりました。
カフェ開業するのに全てを完璧にしてちゃダメ
一昔前までは正解だと
世間は認識するでしょう。
しかし私はこれを
半分は正解だけど半分は間違い
だと自信を持って答えます。
そして
その答えに気づく事ができたのは、
当時つらい修行を
途中で「挫折」じゃなくて、
「つらいから辞める」を
選択したからだと思っています。

言うよね~
なぜ
半分は間違いなのかというと、
例えば

うん、それはちょっと違う
何を言いたいかというと、
美味しい料理を作れるからって、
お店を開業できるかってのは
全く別物だという事。
物事を分けて考える
もっと言うなら、
- 美味しい料理を作る能力
- 美味しそうに盛り付ける能力
- お店を開業する能力
- お客さんを呼ぶ能力
- 利益を生み出す能力
全て
別々の能力となります。
この公式は絶対にありえません。
全て直結しません。
どんな組み合わせでも
「◎=◎」
になる要素などありません。
つまり、
全てを網羅しなければ
全てを◎にする事もありえません。
もちろんあなたがどこを
目標にするかが問題にはなります。
そういった考えであれば
目標がわかりやすいので
短絡的に考えてよいでしょう。

そういう人はこのブログ見る必要ないかもね
しかし多くの人は
全てにおいてある程度の
レベルを満たしたいと思っています。
- 料理は美味しいもの
- お店はおしゃれなもの
- サービスは良いもの
- お客さんもたくさん来て
- 利益もしっかりと出す

ほとんどの人が最低限思っていることでは?
これを考えた時に、
果たしてカルト宗教的な職場で
労働基準法を無視した環境で
長年働く必要があるか?
私はこう考えるようになりました。
私が出した答え
料理の腕だけを
身に付けるために何年も働いて
「料理◎」にしたところで
絶対に「=儲ける◎」とは限らない。
何かを極めて
ひとつの要素を「◎」
にするのは時間の無駄。
ひねくれた私の出した
答えでした。

ひねくれが過ぎるね
そこで
私は逆の発想をしたのです。
全てにおいて「×」じゃなければ良い。
最初は「△」でも、
開業してから
「△」くらいだったのを
「○」にする。
そして、
一番目標とする部分を
「◎」へと成長させる。
この考えは
絶対的なものだと
当時の私は感じていました。
カフェの開業を決定した要素
実際に経営の事を考えると
わかりやすいと思います。
利益から逆算しないと
何も決めることが出来ませんよね?
経営しながら
最終的に利益にたどり着く事は
稀ですからね。
とにかく全ての要素の
底上げに徹底しました。
ちなみに私の経歴はこちら
- お菓子の工場
- レストランキッチン
- カフェ
- パティスリー
- 結婚式場キッチン
- ファミリーレストランキッチン
- カフェバー
- ラーメン屋店長
- 福祉施設(カフェの立上げ業務全般)

なんだか不思議な経歴
この全てが私の中で
カフェ開業に繋がる
要素になります。
というか、
この全てをカフェ開業の
要素に取り入れました。
もともと田舎者だったので
「カフェ」というものに憧れがあり、
いつしかカフェに興味を抱き、
料理人だけではなくパティスリーでも
働いていたというのも理由の一つです。
そして私の中で「カフェ」は、
自分が成功させるには
一番の表現方法だと確信しました。
私は30歳でカフェを開業したので、
経歴を見ておわかりの通り、
どこの職場も長くは続けていません。
なぜなら飲食業界が厳しかったから。

あっ・・・
結局何が言いたかったかというと、
無理に頑張りすぎなくても
カフェに限らずお店の開業はできます。
この記事を読んで
嫌な気持ちになる方も
いらっしゃるでしょう。
職人として
一生懸命頑張っておられる方は
本当に尊敬します。

確かに尊敬に値するね
当然、
敬意を払ってこの記事を書きました。
ただそれだけが
正解だと思ってほしくありません。
そしてそれ以外を
否定してほしくありません。

認めてほしいというか、否定してほしくないのね
カフェ開業に限らず、
「成功」や「目標」や「夢」は
人それぞれ違っていて、
それまでのプロセスも違うのは当たり前。
どんな経歴でも、
どんな方法でも
カフェを開業するのに
不正解などありません。
逆に言うと
全てが正解だと
思って良いでしょう。
強い想いと、
同調圧力に屈しないこと。
それだけ。

うんうん
カフェ開業するまでのまともじゃないかもしれない話:まとめ

この記事を読んで、
自分にもチャンスがあるのでは?
そう思ってくれる人が
1人でもいたら嬉しいです。
「成功」や
「目標」や
「夢」を
掴む人はほんのわずかです。
つまり
マイノリティ(少数派)
です。
あなたが
自分はマイノリティだと
感じているなら
大いにチャンスがあると
思って下さい。
この記事で
あなたが大きな目的を
果たせるきっかけになる事を
願っています。

私も願ってます!!
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