カフェ開業資金はいくら必要なの??よくある質問にお答えします!!

開業準備

ネットの世界でもリアルでも本当によく聞かれます。

多い質問No.1であることは間違いないでしょう。

飲食店の開業資金はいくらかかるの?

始めてカフェを開業する人なら誰しもが思うことですよね。

大きなお金を使うわけだし、
慎重に調べるのは当然です。

私も開業前はよくネットで調べたり、
知り合いに尋ねたりしていました。

でもネットや本などで調べても、
田舎と都会でもぜんぜん違うし、
業態によっても最低限に必要な経費は全く違います。

知り合いに聞いてみてもあまり正直には話してくれませんでした。

結局、求めていた答えにたどり着けなかった事を覚えています。

そこでこのブログでは私と同じ様な悩みを持ったあなたへ、
いくらからカフェ開業ができるのかを、
私なりの「本当の答え」を解説していきたいと思います。

 

 

 

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カフェ開業資金は最低いくらから始められるのか?

具体的な数字を答えるとするならば100万円くらいです。

100万円くらいでカフェは開業できます。

 

あなたは理想のカフェを開業するイメージをしているかと思います。

しかしカフェの開業をする事だけを考えた場合、
100万円くらいでも十分に開業は可能です。

100万円くらいだと

  • あなたが思うお洒落なカフェは作れないかも知れません。
  • メニューに入れたい料理をラインナップから外さないといけないかも知れません。
  • インスタント食品を出さないといけないかも知れません。

しかしカフェ開業は可能です。

カフェとはあなたの頭の中でイメージしているものだけがカフェではありません。

飲食店全体で見てもあなたの頭の中のイメージはほんの一部に過ぎません。

そう考えると100万円でもカフェ開業は可能だと理解できるはずです。

 

実際に掛けた金額

実はいくらかかるのかの答えを出すよりも、
100万円で開業するにはどうしたらよいかを考えることの方が大事なのです。

ちなみに私がカフェを開業した具体例をお教えします。

実は私は、自己資金90万円で開業しました。

 

約12坪、席数は20席、2階建ての物件です。
(2階は物置)

ネットや本の情報とは全然違いますよね?

 

私は開業資金がいくらくらいかかるからと言って、そのお金を貯めるというよりも

90万円持っているからその資金を使って開業できる方法で開業しました。

まず、90万円ありましたが、親に30万円借りました。

そして自己資金が120万円あるということで、
日本政策金融公庫(通称国金)から280万円借入しました。

そしてすぐに親には30万円を返して、手持ちで370万円。

ではこのお金でどうやって開業するかを考えます。

 

開業準備でしたこと

まず、何もないところからのお店づくりは出来ないと考え、
居抜き物件を探しました。

そして、
物件取得費と改装費で約200万円程使い、
必要な什器や備品を買い足して開業を目指しました。

ここで一番大事な事を決めました。

それは運転資金が100万円になるようにする。

ここだけにスポットを当てたということです。

店構えが絶対に大事だというのであれば、
お金を使うべきところは違ってきますし、
場合によっては自己資金が足りないでしょう。

しかし、これはカフェの良いところとも言えますが、
わりと何でもありなのがカフェの特徴。

私の場合はそういった考えがあったので、
お金を掛けなければ掛けないなりに上手くいきました。



 

相場は1,000万円

ネットや本の情報では開業資金1,000万円(±200万)くらいが相場です。

開業資金1,000万円。

この時の私には想像もできない金額でした。

国金からお金を借りるにしても1/3程度は自己資金が無いと借りれません。

つまり最低でも300万円は自己資金が必要。

当時の私には到底無理な金額でした。

もし300万円自己資金があったとしても、
その自己資金300万円を使って、
さらに700万円の借金をするなんて考えただけでゾッとします。

 

でもおしゃれなカフェを開業したい。

 

あなたにもこんな思いがあると思います。

資金があるからカフェでも開業しようと思っているのであればこの記事は役に立たないでしょう。

しかし多くの人はカフェを開業したいという思いが、
先にあることが多いかと思います。

私はその思いを叶えるために、その夢の為に行動しました。

 

そして90万円の自己資金で10年間営業することが出来ました。

 

もしかしたら自己資金が300万あればあと10年営業できたかも知れません。

逆に借金だけが残って閉店後もあと10年返済をするはめになっていたかも知れません。

今となっては実際はどうなっていたかはわかりません。

 

しかし、私のカフェ開業のプロセスについては、
正解だったと確信しています

 

ではなぜこれが正解だったと言えるのでしょうか?

次の項目で具体的にその辺りを解説します。



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カフェ開業資金は少なければ少ない方がいい!?

なぜ開業資金を安くしたことが良かったのか。

カフェの開業に限らず、
個人経営する時に勘違いしてしまう人がいますが、
開業をする事がゴールではありません

開業したい人が1,000人いたとしたら、
実際に行動に移して開業する人は100人程度。

さらにその事業を10年続けていられる人は10人もいません。

これは実際にリアルな数字です。

 

ほとんどの人が
「開業する」
という事だけに目標を持ってしまっています。

開業する目標を持つのは大変結構なことなのですが、
開業した後の事の方がもっと重要

必ずと言っていい程、
開業資金にお金を使い過ぎて運転資金が足りず、
資金繰りが難しくなります。

オープンしたばかりの頃は、売上が想像以上にあるかもしれません。

しかし費用も想像以上にかかってしまいます。

 

営業しながら必要な経費・必要ない経費を見極める事でより多くの利益を出していきます。

特に開業資金にお金を掛けてお店を大きくしてしまうとランニングコストにまで影響します。

例えば、

  • 人件費がかかる
  • 家賃が高くなる
  • 空調にお金がかかる(電気代に大きな影響)

などなど。

ランニングコストはお店を続ける以上、
必ず掛かってくる固定費なので減らしようがありません。

 

開業する事にばかり目を向けてしまっては失敗する可能性が高まるという事。

開業をする事よりも、そのお店を続けさせるほうが何倍も大事で何倍も難しいという事。

 

この2点を十分に知った上で開業資金を「自分で決める」という考えが重要です。



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カフェだからこそいくらでも安く抑えられる

開業資金にばかりお金を掛けてはいけないことはおわかり頂けましたでしょうか?

  • 開業資金にお金を掛けすぎて運転資金が手薄になってしまう
  • 開業資金にお金を掛けすぎるとランニングコストも大きくなる
  • 開業だけに目を向けず、お店を続ける事にもスポットを当てる

ただ、一言に「カフェ」と言っても、
色々な種類のカフェの業態があります。

あなたがインターネットカフェを開きたと思っているのならば
絶対に90万円では足りないでしょう。

インターネットカフェも「カフェ」って付いてるので、カフェですよね?

ある意味で「カフェ」という言葉をいいように捉えてみましょう。

そして自分なりに「カフェ」の落とし所を見つけてみるのもひとつの手ではないでしょうか。

 

カフェを重んじない

極端な話、
カフェだからって珈琲がメニューに無くても構いません。

デザートメニューが無くても良いのです。

 

つまり「決まり」みたいなものを重んじる必要がないと言うことです。

 

あなたが一番にできる分野で可能な経営をして良いのです。

料理が得意ならカフェでもコース料理を出して良いですし、
デザートが得意ならデザートだけで勝負するとか。

最初からあれもこれもやってはいけません。

それは大手だったり、
カフェで成功した人や、
ただのお金持ちがやることです。

そういったお店を意識したお店づくりをするのは失敗の原因です。

わざわざ似たようなことをして比較されるような事は無意味だと言うことです。

勝ち負けではありませんが、
相手は無傷で勝手に敗北感を味わうだけでしょう。

カフェだからこそあなたの得意な分野だけで勝負しても十分利益は出せます。

このことを理解すると、
開業準備もフットワーク軽く行動に移せるのではないでしょうか。

お店を長く続けられますし、
もっとやりたかった事がいつか実現できます。

お店を開業する時は自分の身の丈にあわせ
無理をしないお金の使い方をして、
将来的な利益を意識しましょう。

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カフェ開業資金:まとめ

  • カフェ開業に必要な資金は100万円くらい
  • カフェ開業資金がいくら必要かでは無く、いくらあるからそれに合わせて行動する
  • 身の丈にあった開業を目指し、開業後も見据えておく

いかがだったでしょうか?

お金はいくらあっても足りませんが、
持っているお金が少なくてもカフェの開業は出来ます。

大事なのはお金の使い方とどこを意識するか

「開業をする」という事ばかりに気を取られないように、
開業後を見据えたお金の使い方を考え、
開業資金は自分で決めましょう。


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