つらい…。
ひとりで悩むには
あまりにつらすぎる…。
あなたは
個人経営をしていて、
そんな孤独感に
見舞われたことは
ありませんか?
私は
10年間カフェを
経営していて、
何度も
このような孤独感に
押しつぶされそうに
なりました。
そして、
それは時に
絶望を感じるもの
でもありました。
どんな業種でも、
個人で経営する
ということは、
“孤独”は付きものです。
絶望的な孤独感を
感じながらの経営は、
業績にも大きく
関わってきます。
さらには健康面にも
影響が出ることも…。
個人経営とは
体が資本です。
このことを無視しては
絶対にいけません。
今回は、
そんな絶望的な孤独感を
感じた時の対処法や
考えをまとめてみました。
あなたの
カフェ経営において、
少しでも心の救いに
なってもらえたらと思います。
具体的に孤独感を考える
では、
経営者はどんな時に
孤独感を味わって
しまうのでしょうか?
様々な場面で感じる
“孤独感”を具体的に
考えてみましょう。
相談相手がいない
経営者とは
誰かと共同経営
していない限り、
全て自分ひとりで
経営をし
感情をも
コントロールします。
相談できる相手がいないのは
孤独を感じる
最大の要因となります。

上手くいっている時は、俺は一匹狼で独り勝ちしてやるぜなんて思っていました💦
お金に困る
結局、
将来のお金の問題が
一番の悩みであり、
その悩みは
おのずと孤独感に
繋がります。
計画性の無い
お金の問題では、
孤独感だけではなく、
もっと致命的な
問題も起こり得ます。
闇雲に借金をして
悩みをその場しのぎで
解決しても意味はありません。

いずれ自分の首を絞める事にもなり、結果としていい結末は迎えられません。
休みがない
テレビやニュースでは
大型連休や盆に正月にと、
休みを満喫している人たちを
目にしてしまうと、
孤独感を感じてしまいます。
本来は稼ぎ時で、
喜ぶべきところでは
あるはずなんですが…。
こんな働き方をしていたら感覚がバグります。
サービス業であっても
休みの日に休んで
友達と遊びたいし、
家族がいれば
家族との時間も
大事にしたいんです。
ある意味で
本来の人としての
感情なのかもしれません。

特にそんな休みの日にお客さんが少ないと孤独感にトドメがさされます
冷静さを欠く
頑張りすぎても
結果に繋がらない事なんて
頻繁にあるものです。
頑張るのはもちろん
良い事なのかも
しれませんが、
頑張りすぎて
冷静さを欠いてしまうと、
虚無感に近いような
孤独感を感じます。

冷静さを欠くほど、経営とはやることがたくさんあります
依存先を増やして解決する
経営において
嬉しいことがあっても
1人で喜び、
悲しいことや
苦しいことがあっても
1人で噛みしめます。
経営が
うまくいっている時は
あまり感じなかったのですが、
経営が上手くいかなくなった時ほど、
助けてくれる人や
相談に乗ってくれる人が
いなくて孤独感を感じます。
このような存在を
たくさん持っておくと、
心に余裕が出来たり、
経営においてプラスに
働くこともあります。
同業同士で傷の舐め合い
傷の舐め合いというと
少し変な言い方に
なってしまいますが、
結局、
一番に気持ちを
分かってくれるのは
同業者です。
カフェ経営にとっては
同業者と仲良くするメリットは
たくさんあります。
似たようなカフェが
近くにあったとしても、
自店への影響は
あまり無いと
思ってよいでしょう。
もちろん
相手次第ではありますが、
同業者だからと
バチバチになる必要はありません。

昨日あっちのお店に行ったお客さんが、今日はこっちのお店に来てくれる。こんなパターンは十分あり得ますからね。
小さなカフェでは
工夫次第で売上に
すぐに影響が出ますので、
お互いのお店の
良いところを出し合って、
相乗効果を得ましょう。
愚痴を言い合っても、
お互いに気持ちがわかる分、
分かち合えるのではないでしょうか。
それが
あなたの心にゆとりを
もたらしてくれる
のだったら、
それだけで価値があります。
是非、
似たようなお店の
経営者と仲良くしてみる事を
おすすめします。
商工会
商工会とは、
あなたの地域にも
確実に存在する
公的団体です。
商工会に加入しておけば
様々な問題について
無料で相談に乗ってくれます。
解決できるかどうかは
別として、
相談を聞いてくれるだけでも
孤独な経営者としては
心強いでしょう。
定期的に
勉強会も開催されたり、
日本政策金融公庫などから
借入をする際にも
有利に働く事があったりと、
メリットは沢山あります。
必ず加入しなければいけない
というわけではありませんが、
もし
少しでも興味があるなら、
地域の行政に
問い合わせてみたり、
先輩経営者などに
話を聞いてみて、
自分にあったところを
探してみましょう。

横の繋がりがあなたの心のケアをしてくれるかもしれませんよ。
会費も
かなり少ない額(地域によって違いますが)
ですので、
商工会などの
公的機関を活用するのも
一つの手ですね。
経営コンサルに依頼する
同業者や商工会などに
相談するのと違って、
答えを導き出してくれるのが
経営コンサル。
しかし
コンサルタントに依頼する時には
気をつける点があります。
コンサルタントと言っても
資格があるわけでは
ありませんので、
本当に信用できるかどうかの
見極めが大事でしょう。
実際に成果が出たり、
結果として悩みを解決できた
場合は良いでしょうが、
そうでない場合でも
料金が発生します。
成果報酬ではない場合が
多いため、
いわゆる“はずれ”に
当たってしまうと、
悩みが増える可能性もあります。
「お店の成功」を考えた時に、
コンサルタントが
同じ方向性でなければ、
成果としても
判断しづらいでしょう。

コンサルタントへ
依頼するのも
ひとつの方法でしょうが、
あまり小さなカフェにおいては
料金面を考えると、
個人的にはおすすめではありません。
自分でできる解決法
とは言っても、
人に相談できない
悩みもたくさんありますよね。
具体的な不安から、
漠然とした不安。
その不安を明確にして、
弱みを受け入れます。
そうする事で、
自分なりに解決策を
見出しましょう。
弱みを知る
自分の弱さを
さらけ出すのは
少し億劫ですよね。
でも
弱さをさらけ出すのは、
強みにもなります。
「短所は長所になり得る」
なんて
聞いたことないですか?
自分の弱みを
解決できたり
克服したりする
必要はありません。
なぜなら
その弱みを知っておくことで、
違う解決策を見出すことが
出来るのです。
しかし
解決策としてそれだけではない
という事に気づけると
さらに道がひらけます。
あなたのお店なんですから。
じゃあ、その為には、
オーダーのとり方を変えるとか、
お客さんとなるべく接触しない
方法を考えるといったところに
労力を使うのです。
あなたの得意なところだけを伸ばす。
無理して接客を頑張ろうと
する必要はないということです。

他の“一般的”なお店と違う、とか普通じゃないなどと、常識の範疇で物事を考えていても商売は行き詰まりますよ。
それに
面白くありませんよね。
面白くするために
お店をやっているわけでは
ないでしょうが、
あなたのストレスになる仕事を
わざわざ自営業で
やる必要もありません。
あなたのお店の
“オリジナル”を、
この様な方法で
作り上げていくのも、
孤独感を解消する
手段のひとつです。
感謝の日記を書く
具体的に
人に感謝をする事で、
ストレスを貯めず
生産性を上げるという
方法があります。
孤独感は
悲観的な感情に近いものが
あると言われています。
経営者とは
自分1人だけの力で、
お店が成り立っていると
思いがちですが、
決してそうとは限りません。
当然、
色んな場面で人に対して
感謝するポイントは
たくさんあります。
それも
具体的に“見える化”する事で、
悲観的な感情や焦りの気持ちなどを
和らげることが出来ます。
寝る前の5分でいいので、
その日に人に感謝した事を
日記にしてみましょう。
読み返すだけでも心が落ち着きます。

私も家族の為に頑張っていると思っていましたが、家族がいてくれるから頑張れたんだと、当たり前の事に気づくことが出来ました。
他店との差を紙に書き出す
こちらも
紙に書くということがポイントで、
“見える化”しておきます。
他店に行った時に
自店との差を、
良いところも
悪いところも
書き出しておきましょう。
あの料理で、
あの接客で、
なぜあの店は
繁盛しているのだろう。
などと、
常に勉強する
姿勢を保ちます。
逆に
劣っているところも
しっかりと見ておきましょう。

紙に書いておくことで、やるべき事が見える化するので、孤独感を感じている暇はありません。
孤独感解消の対処法:まとめ
- 孤独感を感じるには様々な理由がある
- 対処法は相談できる人や、公的機関などを使って、依存先を増やす。
- 具体的に問題を明確にして、自分で解決策を見出す。
経営者になると
常識のボーダーラインが
世間一般とズレてしまう
こともあります。
経営者なのだから
世間と常識的な考えが
違って当然。
そうお思いでしょうが
それを俯瞰で見た時に、
冷静さを失っては
いないでしょうか?
経営者になれば
孤独感と上手く
付き合っていくことも、
上手く経営する事と
直結すると言っても
過言ではありません。
あなたなりの
対処法を見つけ、
体も心も経営も
健全にお店を
営みましょう。
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