飲食店にとって、
オーブンは必要不可欠ではないでしょうか。
料理でも使うし、
デザートでも大活躍します。
オーブンと言っても色んな種類がありますが、
大きく分けるとガスオーブンと電気オーブンの2種類。
私のカフェでは、ガスオーブンを使用していました。
正直、小さなカフェだとガスオーブンひとつで充分
に対応できます。
今回はそんなオーブンについて詳しく解説していきます。
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小さなカフェでのガスオーブンを選ぶ理由
オーブンを選ぶ時、
あなたは何を基準に選ぶでしょうか?
これまで働いたことのあるお店と同じものや、
業者さんにすすめられたものでしょうか。
専門店であれば専門的なオーブンが
必要になるかもしれませんね。
ピザ屋さんだったら
ピザ専用のオーブン(窯)が必要だったり。
何を作るか、
何の目的で使うのか、
で違ってはきますが、
小さなカフェでのオーブン選びは
もはやガスオーブン一択といっても
過言ではありません。
リンナイ ガスオーブン 卓上 RCK-10AS コンベック 卓上ガス高速オーブン
調理にもスィーツにも使える
私のお店では、
- ガトーショコラ
- チーズケーキ
- クッキー
- シフォンケーキ
- パウンドケーキ
- マカロン
などのスィーツを手作りしていました。
他にも、
- 肉料理の火入れ
- グラタン
- ピザ
- ソーセージ
- キッシュ
などにオーブンを使用していました。
これらの目的での使用であれば
何の問題もなく
ガスオーブンだけでまかなえました。
安いし壊れない
電気オーブンは
業務用を購入しようとすると
とにかく高い。
スチームコンベクションなんかだと、
信じられないくらい高い。
その点、
ガスオーブンは手頃な価格で購入できます。
新品で購入しても15万円以下のもので
充分ではないかと思います。
ちなみに私のカフェで使っていたのはこちら
めちゃくちゃ使いやすく、
10年間、
一度の故障もありませんでした。
焼成温度や時間を設定する機能もあり、
かなり重宝しました。
中に入れる天板と網もありますが、
天板や網は追加で単品での購入も出来ます。
わりと人気の商品なだけに、
中古が出ても、
それなりに状態が良ければ
あまり安くはならないようです。
あまり変わらない金額であれば、
故障リスクを考えて、
新品での購入をオススメします。
リンナイ 業務用 卓上ガスオーブン(コンベック)RCK-10AS《配送タイプA》
メリット
ネットで調べると出てくる
“ガスオーブンの特徴”といえば、
- ランニングコストが抑えられる
- 温度をすぐに上げられる
- 焼きムラがある
- 庫内が広い
などがあります。
ひとつずつ解説していきましょう。
ランニングコスト
まず、ここでいう
1.ランニングコスト
とは電気代やガス代ですね。
これには条件として、
- 温度を常に上げた状態にしておく
- 1時間以上焼成する調理を頻繁にする
この2点の条件があった場合のみですね。
この条件を満たしていなければ、
お店を経営するにあたって、
そこまで大きな金額の差は出ません。
そもそも
電気代よりガス代の方が安い
と言うのが簡単な理由ですね。
電気オーブンよりも
ガスオーブンのほうが
ランニングコストを抑えられる。
このことに関しては間違いではありませんが、
提供する料理やスィーツの内容によっては、
そこまで重要視するほどでは無いかもしれませんね。
温度をすぐに上がられる
家庭用の電気オーブンと比べると、
ガスオーブンはすぐに温度が上がります。
しかし、
業務用の電気オーブンであれば、
ガスオーブンと同じくらいのスピードで
温度は上がります。
なので、
温度がすぐに上がるというメリットに関しては、
家庭用と比べた時のお話ですね。
お店で使用する場合であれば、
業務用と比較する必要があるので、
温度がすぐに上がるというメリットは
電気もガスも大差はありません。
焼きムラがある
ガスオーブンの特徴として、
私が一番に感じたのは、
焼きムラがあまりないということ。
焼きムラでいうと、
こんな感じで、
家庭用電気オーブンが一番焼きムラが少なく、
業務用電気オーブンが一番焼きムラが多いです。
電気オーブンの方が、
均一に温度が上がるのでムラが無い、
というイメージがあると思います。
「2.温度がすぐに上げられる」のと同じで
つまり
家庭用オーブンに比べると焼きムラがある
という風に認識してください。
家庭用の電気オーブンであれば
小さくて狭いので
焼きムラはあまり見られません。
お店で使うオーブンであれば、
業務用の電気オーブンと比較する必要があります。
業務用電気オーブンと比べると
焼きムラは少ないです。
業務用の電気オーブンだと、
大きければ沢山の調理が可能になる分、
焼きムラも多く見られます。
焼きムラだけで選ぶ必要もありませんが、
使っていて一番
特徴として感じたところですね。
リンナイ ガスオーブン 卓上 RCK-10AS コンベック 卓上ガス高速オーブン
庫内が広い
こちらもあくまで家庭用と比べたお話ですね。
↓この順でサイズがあります。
業務用電気オーブンは
いくらでも大きなサイズがあります。
なので庫内の広さに関しては、
電気オーブンの方が確実に
広いものが多いです。
もちろん、
大きくなればなるほど金額も高くなるので、
広い=高額
という事はおわかりでしょう。
ガスオーブンを設置する条件
提供する料理やスィーツの
内容によりますが、
いくら小さなカフェであっても、
家庭用電気オーブンだけでは
ちょっと物足りないでしょう。
ガスオーブンは、小さいカフェには
ちょうどよいサイズ感と言えます。
小さなカフェに限らず、
大きな飲食店でもガスオーブンを
何台か使用しているところもあります。
ひとつデメリットといえば、
“ガス”のオーブンなので、
ガスの元栓の近くでないと
設置することが出来ないということ。
電気オーブンなら
普通にコンセントにさせば良いだけなので
ある程度どこでも置くことができるでしょう。
しかしガスは、
決まったところにしか無い
事が多いと思うので、
設置する場所がおのずと限られます。
あと、ガスオーブンの上には
フード(換気扇)を付けないといけない
でしょうから、そのあたりも
考慮して設置することが必要ですね。
小さなカフェでガスオーブン以外に必要なもの
オーブン以外にも
カフェでは揃えるべき機器があります。
オーブンで“焼く”以外にも、
調理方法として食材を温めたり、
別の方法で焼いたりと
様々な場面があると思います。
せっかくなので、
ついでにご紹介しましょう。
電子レンジ
電気オーブンであれば
電子レンジ機能が付いているものも
あるかと思います。
もし、
電気オーブンにしたとしても、
電子レンジは別で用意しましょう。
理由は単純で、
2つあったほうが早いから
ですね。
何かを焼きながら何かを温める。
忙しい時間帯には機械に
マルチに活躍してもらいたいですよね。
いちいち、オーブンが空いたから、
じゃあ次はこれを温めて…。
なんてやってたら追いつきません。
なので
ガスでも電気でもオーブンがあるのなら、
電子レンジは温め機能さえあれば充分です。
オーブン付きとか、多機能付きは必要ありません。
金額の違いは
ワット数で違う事が多いのですが、
ワット数が大きければ
温まる時間も早くなります。
コンビニとかにある
高速で温まる電子レンジみたいなのは、
確かに時短にも繋がって
お客さんへの提供も早まるかもしれません。
ちなみに私のお店では
1万円程度のものを
使用していましたが、
一度も買い換えずに保ちました。
毎回レンジを使わないといけないレシピが
あるとかじゃなければ、
最初は安いもので準備してみましょう。
ワット数も700Wくらいのもので
充分かと思いますよ。
トースター
トースターも電子レンジと全く同じ。
パンを焼くだけ用に
用意しておくとかなり便利です。
オーブンでもパンは焼けますが、
ランチにパンが付くなどであれば、
トースターがあると忙しい時間帯の
オペレーションがスムーズです。
温度を常に上げている状態であれば
オーブンで良いでしょう。
しかしそうでなければ、
トースターは速攻で温度が上がるので
焼き上がるまでの時間が短縮できます。
お店の導線や厨房の規模にはよりますが、
トースターは金額的に
高いものでは無いので、
準備しておいても問題ないのではないでしょうか。
安いもので構いませんが、
あえてオススメするなら、
トースターのうえにお皿を載せられるように
平らなものだと置いたお皿が温まりますよ。
うえにそのまま収納しておくことも出来ますしね。
ガステーブルの下にオーブンが付いているタイプ
こちらもガスオーブンとなります。
こちらはものによりますが、
割と簡易的なオーブンなので、
あまりオススメしません。
焼きムラもでるし、
あくまで保温しておくだけとか
ただ高温で焼くとかなら
使えるかも知れませが、
使える用途が限られます。
そいて、このタイプは何より
夏は暑いです。
普通のガスオーブンでも、
やはりちょっと熱くなります。
特に狭い厨房だと
このタイプのオーブンは
あまりオススメ出来ないかな
という印象です。
オーブン:まとめ
さて、
今回はガスオーブンについて
簡単ではありますが、
ご紹介させていただきました。
オーブンひとつでも
沢山の種類があって
どれにしようか迷ってしまいますよね。
色々と探していると
目移りしちゃって
なかなか決められなかったり、
業者さんに相談して
高額なものをすすめられてしまったり。
カフェだからって、
飲食店だからって、
これを準備しないといけない
なんてのはありません。
たくさんの情報があるなかで、
やはり自分のお店に必要なものを
選ぶことが何より大切です。
今回の記事が
そんなあなたのオーブン選びの参考に
少しでもなれたら幸いです。
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