不安ですよね?
わかりますよ。
開業して間もないのに
お客さんが来ない。
この先、
不安で不安でたまりませんよね?
どんな経営者でも
個人で経営している人なら
もれなく不安はつきまといます。
カフェオーナーも当然そうです。
特に集客が出来ていない時の
不安はたまらないですよね。
お客さんが来なくて
売上が減って、
利益が無くなるだけでなく、
必要な支払いさえ出来ない。
こんな状況になってしまえば
早い段階で
閉店を余儀なくされます。
しかし
小さなカフェでは
集客に悩んでいる
お店は少なくありません。
私自身、
集客に本当に
悩みに悩みまくりました。
開業して間もない頃の
お客さんが来ないという
状況は耐え難いものでした。
でも
安心してください。
そんな悩める
小さなカフェのオーナーの為に、
今回は
小さなカフェに特化した
効果的な集客方法について
解説したいと思います。
私の経験談も踏まえながら
お話するので、
同じ悩みがあれば
是非参考にしてもらえたら幸いです。
小さなカフェにおいてまず最優先は「お店」の宣伝
集客をするには、とにかく
お店を知ってもらう為に
宣伝をします。

当たり前とお思いでしょうが、宣伝する内容がとっても大事なんです。
お店をオープンする前、
もしくはオープンして間もなければ
(オープンして1年くらい)
まず
お店を知ってもらうことから
はじめないといけません。

つまり宣伝するのは「お店」です。
よく最初から
「メニュー」の宣伝をしている
お店も見かけますが、
それって実は
あまり効果はありません。
どうしてもそのメニューを
食べてもらいたくて
お店を開業したのなら
良いでしょうが、
そうでない限り、
「メニュー」ではなく
「お店」を宣伝する
という事を意識しましょう。
では「お店」を宣伝する
とはどういう事なのか?
お客さん目線で
次の事を考えていきましょう。
お客さんが来ない理由について考える
「お店」を宣伝しないと、
お客さんは来てくれません。
あなたのお店の
見込み客でありながら、
来てくれていないお客さんは
なぜ来てくれないのか。
その理由を考えてみましょう。
まずお客さんが来ない
圧倒的な理由に、
そもそもお店の存在を知らない
という事を
理解しておく必要があります。

そもそもお店側とお客さん側とでは、お店に対する熱量が違いますからね。
お店側としては
これだけ宣伝しているんだから、
当然うちのお店のこと知ってるよね?
というスタンスの方が
多いように感じます。
実際にあなたのお店を
知っている人なんて、
ほんの一握りしか
いません。
そして
そのほんの一握りだけで
経営できるほど甘くない
ということも
理解すべきです。
さらに
お店のことは知っていて、
見込み客であるお客さんでも、
このような方々もたくさんいます。
- お店の存在は知っているけど、どんなお店か知らない。
- 自分が行っても良いお店なのかわからない。
- どんな人がやっているお店なのか。
- どんなお客さんの為のお店なのか。
お店の存在をなんとなく
知っていたとしても、
知らない・わからないは
不安要素となり、
行かない理由となります。
もはや
存在していないのと同じ
と考えましょう。
つまり、
知らないことや、わからない
という不安を取り除いてあげる。
これを意識した宣伝が
効果的になります。

そもそも“カフェ”という業態は最もわかりづらい業態だという事は理解していますか?
カフェという業態は
正直、お客さんに
伝わりづらいものです。
これはある意味では
お客さんにとって
興味を引く事でもありますが、
逆に
大きな不安になる要素でも
あるということです。
カフェ好きのお客さんであれば
カフェという業態に対して
興味を持ってくれます。
しかし
そうでないお客さんにとっては
わからない事が多く、
先程お話した「不安要素」となり、
お店に来ない理由に繋がる事も
理解しておきましょう。
あなたのお店で知りたい事とは何か
では、なぜカフェとは
伝わりづらい
業態なのでしょうか?

カフェと一言に言っても、世の中には色んなカフェが存在します。
- 食事系のカフェ
- スウィーツ専門のカフェ
- ドリンク専門のカフェ
- テイクアウト専門のカフェ
- 動物系カフェ
- カフェレストラン
- カフェ&ダイニング
- カフェ&バー
- 移動販売カフェ
- ギャラリーカフェ
- ネットカフェ
たぶん“カフェ”のつくお店は
もっと沢山ある事でしょう。
もはや
レストランでも居酒屋でも、
「~カフェ」
と言ってしまえば
カフェとなります。
ネットカフェとなれば、
全く業態が違いますよね。

カフェと名乗っていて飲食店でもないお店もたまに見かけますよね。
見込み客があなたのお店の
何を知りたいと思いますか?
どの分野のカフェなのか。
- 店内の雰囲気は?
- 金額はどのくらいか?
- 誰がどんな料理を作るのか?
- 変わったシステムは無いのか?
これらの情報を知ろうとする
お客さんはすでにあなたのお店に
興味を持っている人です。
興味をもっている人には
メニューの宣伝も効果的でしょう。
しかし、
お客さんの多くは
これらの情報を
知りたがっていません。
でも情報として
知っていたらお店に行こう
と思う、という事です。
お客さんは基本的に
あなたのお店には興味が無い
ものと思ってください。
これから常連客になってくれる
お客さんであっても、
基本的にあなたのお店なんて
知りませんし、
興味も無いのです。
それを踏まえた上で、
あなたのお店の
宣伝をしようと思った時に、
「お店」以外の宣伝を
している場合ではありません。
まずはお店の基本となる情報を
とにかく粘り強く
発信する事が先決です。
あなたのお店の役割とはなにか
お客さんは
あなたのお店に行って、
何を得られるでしょうか?
この部分についても
考えておきましょう。
例えば、
食べ放題のお店の場合であれば…
- 好きなだけ食べられる
- 様々な料理がある
- 沢山の食材を使っている
- 数人で行った時にそれぞれ好きに選べる
ファストフード店であれば…
- 価格が安い
- 提供スピードが早い
- チェーン店であれば味も接客も衛生面も気をつけている
- チェーン店であれば客層がわかる
お店の業態によっては
わかりやすいイメージ
というものがあります。
食べ放題やファストフード店は
極端なお店の例ではありますが、
お客さんにとって、
お店の役割が
しっかりと伝わっているから、
お客さんもそのお店に
行きやすいという事が言えます。

何度も言いますが、カフェはわかりづらく曖昧な業態です。
あなたのカフェは
お客さんからしたら、
どんな役割を担う
お店でしょうか?
あなたのお店の
担うべき役割(売り)を
明確にします。
するとお客さんも
その役割を担ってくれるお店、
としてスムーズに
あなたのお店を選んでくれる
ようになります。
あなたのお店じゃなくても
役割を果たせるお店があっては
意味がありません。
つまり、
「安い値段」で「素早く食べられる」
とかファストフード店と
同じ役割を担っていけません。
そして、その役割は
沢山は必要ありません。
他店に自分のお店より
好都合の役割があれば
そこと勝負する必要もありません。
そもそも
安くて早いお店を
探しているお客さんを
相手にしたって、
お客さん側から相手にされませんよ。
あなたのお店に行って得られるものは何か
あなたのお店の
役割がわかれば、
お客さんは
あなたのお店に行って
何を得ますか?
また先ほどの例で考えると、
食べ放題のお店の場合であれば…
- 好きなだけ食べられてお腹いっぱいに出来る
- 様々な料理があって好きなものを選べる
- 沢山の食材を食べられる
- 数人で行った時に好きに選べるからそれぞれの好みを気にしなくていい
ファストフード店であれば…
- 安く食事が済ませられる
- すぐに食べられる
- チェーン店であれば全てにおいて安心感がある
- チェーン店であれば客層がわかるから行きやすい
とってもわかりやすく、
お客さんが得られる
ものがわかります。
その目的を得るために
お客さんはそのお店を選ぶ
ということになります。
伝え方
お店の情報をお客さんに伝える際に、
どうやって宣伝するのか。
宣伝するべき
“コツ”と、
宣伝するべき
“媒体”を
ご紹介します。
感情的に伝える
お店を宣伝する際に、
- あなたのお店で知らせたい事
- あなたのお店の役割
- あなたのお店で得られるもの
これらを一つ一つ
丁寧に伝えるのは
難しいですよね。
そこで簡単なコツがあります。
それは、
この2点を伝えること。
そして
その時に最も大事なのが、
感情が伝わる文章で
伝えるということ。
例えば、
- 誰でも気軽に立ち寄って欲しいお店
- 初めてのお客さん大歓迎
- お一人様でも利用しやすい
- 店主は〇〇で修行してきた。
- ランチやカフェは〇円からあってリーズナブル
- 昭和レトロな家具などを揃えたお店
- 料理とお店の雰囲気をセットで楽しめる
あなたのお店で知らせたい事
あなたのお店の役割
あなたのお店で得られるもの
上記のように
箇条書きでいいので
書き出してみましょう。
それを感情を込めて
短い文章にします。
昭和レトロにこだわった店内は、初めてのお客様でも落ち着ける雰囲気で、お一人様でもゆっくりと楽しんでいただける空間となっております。
このようにメッセージに
お客さんの知りたい内容を
盛り込んで宣伝しましょう。
事務的に伝えるのではなく、
感情が伝わる文章
で、伝えることで
お客さんの記憶に残します。
効果的な媒体で宣伝する
私の経験からして、
宣伝には
お金をかけるべきと考えます。
そして、
お金をかけない宣伝も、
必ずやるべきと、
考えて良いでしょう。

どちらの方法でも集客には必ず効果があります。
当然、
お金をかければ
宣伝効果も高いでしょう。
しかし、
小さなカフェでは
闇雲にお金をかけて
宣伝するのは、
リスクが高いですよね。
では、
私の経験談も踏まえながら、
いくつか具体的な媒体を例に
お話ししていきたいと思います。
ホームページ
私がお店をオープンした
最初の頃は、
ホームページ作成を
業者に頼むと、
金額が非常に高かった
のを覚えています。

最初に十数万円かかって、その後も毎月数万円掛かると…。
今は初期費用無料で
月々数千円の業者も
たくさんあります。
効果
私のお店では最初の頃、
やはり金額的にホームページは
作っていませんでした。
しかし、
お客さんにお店の事を
もっと詳しく知ってほしい。
その為には、
プラットフォームに
なるようなものが
やはり必要でした。
そう考えると
ホームページが最適であると思い、
安い業者さんを探して
3年経った頃にやっと
ホームページを作成しました。
結果的には、
大変価値のあるものでした。
常連のお客さんでも、
これまで以上に
お店に興味をもってくれたり、
お店のことを知らなかったお客さんが
ホームページを見て、
お店の事を予習してくれる事で
来店動機に繋がりました。
しかし、アメブロはやはりブログに特化した構成になっているので、お客さんからしたらかなり読みづらかったと思います。
ホーム画面から、それぞれのメニューを書いた記事だったり、営業時間やパーティープランの説明の記事とかに行ってもらったりと、お客さんにひと手間もふた手間を掛けさせることになります。

お客さんに手間を掛けさせるのはマイナスでしかありません。
ホームページは
大変効果的なツールなので、
業者に頼んで
しっかりとしたものを
作ると効果的です。
ターゲット
ホームページは
大変優秀なので作る事を
オススメしますが、
残念ながら
ホームページ単体で
宣伝は出来ません。
ホームページを
見に来るお客さんは、
既存客、
もしくは何かで
あなたのお店を知った
お客さんが、
お店の詳しい情報を
得ようと見に来るものです。
つまり、
新規客というよりも、
既存客に向けての発信
となる要素が大きいですね。
なので、
他の媒体と一緒に運営
する事で、
最大の効果が
発揮されます。
まずは他の媒体で
お店の存在を知ってもらう。
そして、
ホームページへ誘導して、
知ってほしい情報を得てもらう。
といった流れでの
宣伝になります。
内容
ホームページに
載せる内容は、
とにかく知ってほしい
情報を目一杯載せましょう。
ホームページは
作り込めば作り込むほど
効果大です。

だって、すでにあなたのお店に興味を持ってくれているお客さんなので情報は多いほうが良いですね。
お店に関する事は
出来るだけ詳しく
載せておいて良いでしょう。
その分、
お客さんも
不安要素がなくなり
来店動機に繋がります。
SNS
ホームページと同じで
是非活用してほしい
宣伝媒体のひとつです。
むしろ
無料で出来るという点では
絶対的にやっておいた方が
良いのがSNS。
もはや
最強の無料媒体であるSNSは
やらない理由がありません。

正直メリットだらけです。
効果
今はさまざまなSNSがあります。
- TikTok
- YouTube
- LINE
- 無料ブログ
思いつくだけあげてみました。
ではどのSNSを
使うと良いかというと、
見込み客層のユーザーが
多そうなSNSを選ぶ
と良いでしょう。
本当は出来るならば
出来る限り、
全てやってよいかと思います。

なにせ無料なので
ちなみに私のお店では、
- 無料ブログ
を使って宣伝していました。
中でも
Instagramと
Facebookは
更新頻度高めでした。
文字だけで伝えるのは正直ちょっとハードルが高いですね…。
Pinterestも、もはやアカウントを作って写真を載せただけ。
田舎だったというのもあり、そもそもユーザーの少ないPinterestは私のお店にはほとんど効果はありませんでした。
無料ブログはアメブロでしたが、反応がわかりづらく、更新頻度は少なめでした。
もちろん
TikTokや、
YouTubeや、
LINEも、
上手く使えば
集客に結びつける
ことは可能です。
ターゲット
お店のスタイルや
狙い目の見込み客層を考えて、
それぞれのSNSで
使い分けるのも一つの手です。
例えば
Instagramでは若い層を狙って
見栄えの良いデザート
などを宣伝したり、
facebookでは
少し高い年齢層を狙って
単価の高いディナーを
宣伝するなど。
様々な方法で
色んな事をトライして、
ターゲット層を
探ると良いでしょう。

色んな事をトライできるのは無料SNSの魅力のひとつですね。
内容
SNSに載せるべき
内容として大事なのは、
出来るだけ簡潔に
インパクトを持たせること。
お客さんが利用しているSNSで
フォローをしているユーザーは
あなたのお店だけでは
ありません。
数ある投稿の中から
あなたのお店が
選ばれるには、
目を引く写真や
目に留まる内容を
投稿する必要があります。
やはり
写真とコメントがセットで使える
InstagramやFacebookは
非常に宣伝効果が高い
ように感じます。

時代の流れで変わってくるので、流行りものには敏感になりましょう。
写真の撮り方にもこだわって、
コメントにもインパクトを
与える内容を考えます。
なぜならSNSの
1回の投稿の命は短いので、
とにかくあざといくらいに
インパクトがある
内容が効果的です。
なのでコツとしては
1回の投稿で宣伝する内容は
1つだけと決めておきましょう。
いくつも宣伝したいことが
ある場合はそれぞれ1つの投稿を
沢山すると効果的です。
フリーペーパー
お店の規模からして
私のお店では、
フリーペーパーは高すぎて
活用していませんでした。

ちなみに私の地元で一番有名なフリーペーパーの掲載料は安くても4万円以上でした。
効果
オープン特典や
口コミでの無料掲載を
何度かさせてもらえましたが、
それに関しては、
目に見えて効果が
わかるものでは
ありませんでした。
ちゃんとお金をかけて、
目立つところに掲載してもらえれば
効果はあるかもしれません。
ただ、その効果とは、
「お客さんがいつもより
たくさん来てくれた」
ではいけません。
金額に対してちゃんと、
元が取れているかどうかが
大事です。
掲載する際には、
席数や客単価を考えて、
果たしてそれを見て
来てくれるお客さんが何人必要か。
費用に対してどれほどの
効果があるのかを、
あらかじめ試算しておきましょう。

試算しておくことはフリーペーパーだけに限りませんが、「月に1回だけ」とかの掲載に“どれだけお金を掛けるべきか”というところがポイントですね。
それで価値のあるものだと
確信できれば、
掲載も良いかもしれません。
ターゲット
あなたのお店の見込み客を
ターゲットにして、
果たして利益を得られるかどうか。
通常の客単価では
元が取れないとなると、
本来の見込み客以外へ
ターゲットを変えなければ
ならないという
可能性もありますね。
フリーペーパー自体が
どの層に向けて
作られているのか
にもよりますし、
やはり効果があるかどうか
最初にしっかりと
見極めておく必要がありますね。
内容
もしフリーペーパーを
活用しようと考えるのであれば、
入念に利益の出る内容を考えます。
それと、
掲載する時期も大事になります。
普段何もない時期に
掲載してもあまり
効果は無いでしょう。
一番効果がありそうなのは、
忘年会シーズンではないでしょうか。
1年のうちで
一番売上のある12月の後半。
そこに集中して
予約を取りたいと
思うのであれば、
思い切ってフリーペーパーを
活用するのも良いかもしれません。
もちろん、
ライバル店も同じ様に
その時期には掲載
されるでしょうから、
しっかりと
他店との差別化、
それから利益を出せる
客単価の高いものを
掲載するなどして
対策を練りましょう。

それでも正直、小さなカフェにはあまりオススメしません。
有料サイト
飲食店の有料サイトも
さまざまありますが、
一番有名なのは
掲載店舗数・利用者数が
最も多い「食べログ」
でしょうか。
私のお店では
営業マンにゴリ押しされて、
一度だけ有料登録を
したことがあります。

しかしすぐに解約しました。
効果
すぐに解約した理由としては
こちらもフリーペーパーと同様、
実感として、
あまり効果を感じない
ということ。
それと何より、
(これは完全に個人的な意見ですが)
クチコミに悪い評価をされていた。
というのが大きな理由でもあります。
https://comakist.com/tiisana-kafe-okyakusann-musi/

ランチパスポートのお話です💦
有料登録をすると、
自分で写真を載せたり、
文字を入れたり出来て、
さらに検索された時に、
上位表示されやすくなります。
食べログは有料にすると
お店のホームページの様な
要素もありますが、
クチコミも普通に
お客さんの意見として
載ってしまいます。
そのクチコミに
悪い評価のコメントが
書かれていると、
食べログやっていることを
宣伝するたびに、
悪い評価の口コミも
宣伝していることに…。

このクチコミの評価は、どんな悪口を書かれていたとしても絶対に消せません。
ターゲット
食べログで
上位表示される事で、
あなたのお店を
知らなかった人が、
知るきっかけになるのは
魅力的ではありますね。
ただその分、
他店との
比較対象にも
なってしまいます。
特に
クチコミの評価も
そうですが、
星の数で評価されるもの
でもあります。
それと
フリーペーパーも同じですが、
こちらから
どのターゲット層を狙う
という対策をやりづらい
媒体と言えます。
内容
先ほどもお話ししたとおり、
ホームページの役割を
果たしてくれる一面もあります。
ただ、金額面でも
自分のお店のホームページを
作った方が安く付きましたので、
私のお店では途中で
解約してしまいました。
しかし、
食べログって
無料でも自分のお店を
作り込むことが出来ます。
有料ほどではありませんが、
途中までは無料で、
写真を載せたり、
コメントを入れたり、
出来るので、
まずは
無料で出来るところから
やってみましょう。
反応が良ければ
有料に切り替える
くらいの感覚で良いでしょう。
チラシ
チラシを作製した場合、
自分で店の近くに
ポスティングをするか、
広範囲に配るかで、
かかる金額は
変わってきます。
さらに、
チラシ自体を業者に
依頼する場合は、
デザイン料や印刷代も
かかってきます。

お安く済ませるならココナラで探すのもオススメですよ。
お金をかけて
広範囲に宣伝するのも
良いですが、
まずは
お金をかけずに
近所からやっていきましょう。
効果
小さなカフェであれば、
自作のチラシを店の近くに
ポスティングするだけでも、
十分な
効果が得られる
でしょう。
それと
チラシには大きな
メリットがあります。
それは、
自分のお店だけの
宣伝ができるという事。
SNSやフリーペーパー、
有料サイトでの宣伝となると、
他のお店と比較されます。
比較されることで
自分のお店が引き立つんだ
という自信があれば良いでしょう。
しかし、
その勝負は
かけたお金によって
左右される事が
多いんです。
プロのカメラマンに
撮影してもらって、
プロのデザイナーに
デザインしてもらえば、
他店との勝負には
勝ちやすいでしょう。
チラシの場合は、
あなたのお店だけに集中して
お客さんは見てくれます。

これはチラシのポスティングじゃないと得られないメリットですね。
反応が良ければ
徐々にお金をかけていく
といった感じで、
まずは自作でお金をかけずに
チラシを作成し、
近所にポスティングする
ところから始めてみましょう。
ターゲット
チラシを
近所にポスティングする事で、
お店に来てもらいやすい環境の
お客さんに対しての宣伝が出来ます。
不特定多数への宣伝のようですが、
近所であるというメリットは
かなり大きなものとなります。
見込み客ではなかった客層にも
もしかするとお店に
“ハマってくれる”
可能性があります。

ご近所の強みですね。
内容
チラシを作る際に
コツとして、
お店の
外観と内観の写真を
載せましょう。
お店の外観と内観を
見せることで、
心理的に
お客さんが来店する
ハードルが下がります。
料理の写真も良いですが、
いくら美味しい料理でも、
それをどこで食べるのかの
シチュエーションを
イメージさせる
ことの方が大事なんです。
特に
カフェという業態であれば、
空間を意識した宣伝方法の
効果は大きいですね。
例えば、↑この写真と、
↑この写真。
全く同じコーヒーの写真でも、
下の写真の方が、
空間込みで見せることで、
心理的に客さんはお店に
来やすくなります。
なぜなら
お店の雰囲気がわかる
という事と、
このお店の雰囲気込みで
このコーヒーが飲めるという
実感が湧きやすくなるのです。

ちなみにこの写真の撮り方はSNSでも効果がありますよ。
インパクトのある料理が
あるのであれば、
料理の写真を
どアップで載せるのも
良いでしょう。
しかしそうでなければ、
お店の外観・内観の写真を
見せることを意識して、
チラシを作ってみましょう。
お客さんの反応が変わりますよ。
やってはいけない宣伝で失敗する方法
さまざまな媒体で
さまざまな宣伝方法が
ある事がお分かり
いただけたでしょうか?
しかし、
小さなカフェでは
絶対にやってはいけない
宣伝方法というものがあります。
それは
同業を真似るということ。
“真似る”とは
どういうことなのか
解説していきましょう。
宣伝すべき内容の違い
同じ飲食店だから、
大手のチェーン店も
同業であると
考えるのは危険です。
実はこれ、
やたらと多い
失敗例なんです。
20席以下の小さなカフェと、
30席以上ある様なカフェでも
集客方法は違ってきます。
大手のチェーン店が
やっている集客方法なんて、
特に
小さなカフェが真似ても、
何の意味もありません。
そもそも
大手チェーン店と
同じところは
飲食店という業種だけで、
それ以外は全く
別物だと考えましょう。

飲食店だから同じだという概念をいったん捨てましょう。
例えば、
超大手がやっているテレビCMは
ほとんどの人が知っている前提で
「商品」の宣伝をしています。
だって
お店を宣伝する
必要がありませんから。
何度もお話ししていますが、
知名度の無い
小さなカフェが、
「商品」を宣伝している
場合ではありません。
大手とは宣伝すべき内容が
まずもって違う
ということを
改めて理解を深めましょう。
大手の強み
大手の強みは何か?
個人店の強みは何か?
このことを
しっかりと考えることで、
大手がやっている宣伝方法が
小さなカフェにとって
必要で無いことがわかります。
まず大手には、
長い時間をかけて、
莫大なお金をつぎ込んで得た、
ブランド力
がありますよね。
ここでいう
ブランド力とは「安心感」
お客さんの悩みの多くは
この安心感で解決出来ます。
- どんなメニューなのか
- どんな料金設定なのか
- どんなシステムなのか
- どんな店内なのか
- どんな客層なのか
さらには、
- 衛生面に対する安心感
- 従業員に対する安心感
- 味に対する安心感
すべて解決されていますよね?
チェーン店であれば、
どの地域に行こうが、
どの時間帯に行こうが、
同じ安心感。
同じ味の商品を、
同じ金額で、
同じサービスを、
受けられます。
テレビCMをしていたり、
誰もが知る
知名度抜群のお店であれば、
この安心感のもと
「お店」を宣伝する
必要がありません。

実は商品を宣伝する事で勝手にお店の宣伝にもなっているのです。
個人店の強み
では、
個人店ではどうでしょうか?
何度もお話ししていますが、
初めていくお店に対しては
不安しかありません。
個人店はまず
「安心感」を宣伝する事で
集客につなげます。
衛生面や従業員、
味に関しては
来てから判断してもらうしか
ありませんが、
それ以外に関しては
先に解決してあげる
ことが出来ます。
お客さんの
知りたい情報を発信して、
不安を安心に変えます。
お店の情報を
感情的に文章で伝え、
さまざまな
媒体を上手く使って
お店の情報を伝え、
お客さんへ安心感を
あざといくらいに伝える。
決して大手の真似をせずに。

あなたのお店は大手には無い優れたものがあるのは間違いありません。
私はよく、
「これからお店開業する」
という方たちとお話を
させてもらう事があります。
その時に、
自分のお店の
という声も多く聞きます。
そんな時は
ポイントとして
これを意識するように
アドバイスをしています。
なんか
矛盾してますよね?
そうです。
これをやらないという事です。
それぞれのお店の
強みや特徴があるので、
これをやれば間違いない
というものは、
一概には言えません。
しかし、
はっきり言えるのは、
これを
全部やらない事。
あなたのお店と
大手との違いを見せつけます。
真似をするのは
とっても簡単で、
誰でも思いつく
楽な方法です。
でも
誰もが思いつかないくらいの、
サービスであったり
メニューであったり
お店のスタイルを考えるのって、
とっても難しいですよね?
だから思いつかなければ、
大手と逆の強みを
売りにしてみましょう。

大手からするとある意味、弱みになる部分なのかもしれませんね。
これで同じ土俵で
勝負はしなくてすみます。
あなたのお店が
選ばれるきっかけになります。
決して
大手と同じ土俵に上がらない。
あなたの
お店のオリジナルが
お客さんに伝わやすくなる
ヒントとなりますよ。
小さなカフェで集客:まとめ
- 集客のために宣伝するのは「商品」ではなく「お店」が最優先
- お客さんが何を求めているかを知って、お店の知らせるべき情報を宣伝する
- お客さんがお店に来るきっかけを、さまざまな媒体を使って発信する
- 大手と個人店との違いを理解して、大手にはないあなただけのお店作りをする
色んな情報が飛び交う中、
どの情報が正しいのか。
あなたのお店の状況に合わせて、
あなたの視点で考える必要があります。
飲食店における集客方法は
ネット上にも沢山の情報があります。
しかし
小さなカフェでの
集客方法という、
かなりニッチな情報は
なかなか無いでしょう。
今回のお話は、
私の体験談と、
統計を調べて
記事にしてみました。
あなたが
小さなカフェを
目指すのであれば、
ぴったりの情報に
なるのではないでしょうか。
是非、
参考にされてみてくださいね。
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