小さなカフェで日本人の平均年収436万円を得るのに必要な売上とは

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小さなカフェを経営して、
どのくらいの年収を得る事ができるのか気になるところではないでしょうか?

2021年現在、
日本人の平均年収は436万円といわれています。

小さなカフェで年収436万円の収入を得るには、
果たしてどのくらいの売上が必要になるのか。

今回は、
小さなカフェで日本人の平均年収を得るための売上を考察してみましょう。

 

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小さなカフェでも436万円の収入は得られる

小さなカフェで日本人の平均年収436万円を得るのに必要な売上とは①

先にお伝えしておきますが、
小さなカフェであろうとも、
日本人の平均年収436万円の収入を得ることは可能です。

理由は簡単で「それだけの利益」を出せる売上があれば良いのです。

 

ただし大変。

 

カフェ オーナー
カフェ オーナー

マジ大変…

 

どのようにして436万円という収入を算出するのか。

それには細分化して計算する必要があります。

 

特に小さなカフェは、
他の飲食店に比べると客単価や利益率が低いといえます。

それを理解し、利益率などを意識すれば、
日本人の平均年収436万円を達成する事ができるでしょう。

 

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年収436万円から逆算してみる

小さなカフェで日本人の平均年収436万円を得るのに必要な売上とは②

では具体的にどのくらいの売上が必要なのかを考察してみましょう。

商売をするには基本的に逆算をしていきます。

年収436万円という事は、
12ヵ月で割るとひと月で36万円です。

ひと月に手元に残るお金が
36万円になるように、計算していきましょう。

 

ひと月25日の営業の場合

ひと月の営業日を25日として、1日の売上を考察してみましょう。

 

収入とは純利益の事ですので、純利益360,000円ですね。

 

まずはひと月の売上を算出してみます。

売上 = 固定費 [ 純利益含む ] + ( 売上 × 変動率 [ 主に原価率 ] )

 

私のやっていたカフェに当てはめてみます。

売上[X]=( 固定費[500,000円] + 純利益[360,000円])+(売上[X] × 原価率[35%])
X=860,000 + ( X × 35% )
X=1,323,077
ひと月に必要な売上 1,323,077円 / 月
1日に必要な売上 52,923円 / 日

 

これで

  • 純利益:360,000円
  • ひと月の必要売上:1,323,077円
  • 1日の必要売上:52,923円

この数字が算出されました。

 

客単価から考察

次に客単価から1日の客数について考えてみましょう。

1日の売上を客単価で割れば簡単に客数が算出できます。

 

1日の売上[52,923円] ÷ 客単価
上記の計算式でいくと…
客単価1,300円の場合、1日の客数は40名
客単価2,000円の場合、1日の客数は26名

となります。

当然、
客単価が高くなればなるほど、
必要な客数は少なくて良くなります。

 

カフェ オーナー
カフェ オーナー

席数が少ないと回転率も上げないといけないため、席数も考慮しておきましょう

 

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年収436万円は業態によって簡単に得られる

小さなカフェで日本人の平均年収436万円を得るのに必要な売上とは③

今回は私が経営していたカフェの
原価率35%で計算してみました。

しかし、利益率によって売上による年収は異なります。

基本的に飲食店の原価率は
30%といわれています。

 

  • バー
  • スナック
  • キャバクラ
  • ホストクラブ

これらも飲食店の部類に入りますが、
これらのお店の従業員の給料を考えると、
利益率が大きく関係している事がおわかりでしょう。

カフェ オーナー
カフェ オーナー

お酒がメインのお店は原価率が低いため利益率が高いんです

 

ドリンクメインのお店とカフェの違い

ドリンクは基本的に原価率が低いといえます。

つまりドリンクメインのお店は材料費をおさえられるため、
必要な売上が異なります

 

例えば、
バーで800円のドリンクが売れた場合…

売値:800円
原価率:10%(80円)
利益:90%(720円)

このドリンクを作るのに原材料費もかかりませんが、
仕込みの時間や水道光熱費もあまりかかりません

また、
お酒の賞味期限はほとんど無いため、
“ロス”という概念もあまりないでしょう。

 

これがカフェで800円のランチの場合…

売値:800円
原価率:30%(240円)
利益:70%(560円)

お酒と違って、
食品ロスもあるためその分を考えると
原価率はさらに上る可能性もあります。

またドリンクメインのお店に比べると
仕込みにかかる時間や水道光熱費も必要です。

 

必要な売上の違い

カフェとバーでは、原価率が違うため利益に差が出ます。

そのため同じ純利益を目指したとき、必要な売上にも差が出ます。

バーの場合

売上[X] =( 固定費[500,000円] + 純利益[360,000円] )+( 売上[X] × 原価率[10%] )
X=860,000 + ( X × 10% )
X=955,556
原価率10%の場合のひと月に必要な売上 955,556円 / 月

このように、
カフェで35%の原価率の場合と比べると、

原価率35%[ 1,323,077円 ] - 原価率10%[ 955,556円 ] = 357,521円

これだけの差が生まれます。

 

カフェ オーナー
カフェ オーナー

もちろん原価率が低いお店ならではの出費もありますが、今回はわかりやすく原価率だけ変更して計算しています。

 

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日本人の平均年収436万円を得る:まとめ

小さなカフェで日本人の平均年収436万円を得るのに必要な売上とは④

  • 小さなカフェでも日本人の平均年収を得ることは可能
  • 逆算していくら必要か細分化して計算する
  • 利益率によって必要な売り上げは違う

小さなカフェで年収436万円の収入を得るには、
大変な努力と緻密な計算が必要になります。

正確に逆算する事で、
年収436万円を得られる売り上げを知る事ができるでしょう。

ただし、
それには大変な努力が必要です。

もしかすると年収436万円なんて、
夢のような数字と思う方もいらっしゃるでしょう。

もちろん会社勤めであっても、努力は必要です。

しかし、個人経営者の場合、
努力をしたところで報われるかわからない努力を全力でしなければなりません

モチベーションを保つのに、
年収436万円をひとつの目安としてみるのも良いかもしれませんね。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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